今月安く買えるのはじゃがいも・たまねぎ・レタスの3つです。9月のあいだは月末まで安いままなので、買う時期を選ぶ必要はありません。農林水産省が令和8年8月28日に公表した野菜の値段の見通しをもとに、安い野菜と、まとめ買いしても使い切れるレシピを集めました。

今月安い野菜と使い切りレシピ

じゃがいも

安い理由:9月は北海道産がほぼすべて(97%)を占めます。育ちが順調なうえに大玉ぞろいで、同じ数を掘っても重さが出る年です。出回る量が例年を上回り、値段はそのぶん下がります。

保存:日の当たらない涼しい場所へ、袋から出して紙袋か新聞紙に入れておいてください。冷蔵庫では甘みが増える代わりに、揚げたとき色が濃くなります。芽が出たら根元からえぐり取り、皮が緑になった部分は厚めにむきます。丸ごとの冷凍は向きません。ゆでてつぶしてから小分けにすれば冷凍できます。

たまねぎ

安い理由:じゃがいもと同じく北海道産(90%)の時期です。こちらも育ちが順調で大玉傾向のため、出回る量が例年を上回ります。ネット入りの大袋が安くなりやすい月です。

保存:風の通る涼しい場所に、袋から出してネットやかごで吊るすか広げておいてください。積み上げると下から傷みます。新聞紙で1個ずつ包めば冷蔵庫の野菜室でも持ちます。刻んだものは生のまま冷凍でき、凍ったまま炒め物や汁物へ。あめ色まで炒めてから冷凍しておくと、カレーやスープが早く仕上がります。

レタス

安い理由:9月は長野産(86%)がほとんどを占めます。8月中旬の雨で遅れていた育ちが戻り、出回る量が増えました。9月も同じ調子が続きます。群馬産(12%)には雨の影響が残りますが、長野の量が全体を押し上げます。

保存:芯を包丁で切ると切り口から茶色くなります。手でくりぬくか、芯に爪楊枝を数本刺しておくと長持ちします。まるごと湿らせたキッチンペーパーで包み、袋に入れて野菜室へ。葉は包丁でなく手でちぎってください。刃が当たると切り口が変色します。冷凍には向かないので、余りそうなら加熱して食べ切ります。

そのほかの野菜はいつもどおりの値段です

次の12は、今月とくに安くも高くもありません。いつもどおり買えるので、レシピだけまとめておきます。

野菜 今月の様子 レシピ
だいこん北海道産と青森産。北海道は少雨で細めですが、量は保てます大根のレシピ
にんじん北海道産。前半は安く出ていましたが、後半はいつもどおりに戻りますにんじんのレシピ
はくさい長野産。7月から8月上旬の少雨で小さめでしたが、その後の雨で戻りました白菜のレシピ
キャベツ群馬産と岩手産。群馬は暑さと少雨で小玉でしたが回復していますキャベツのレシピ
ほうれんそう群馬産と栃木産。育ちは順調ですほうれん草のレシピ
ねぎ北海道・秋田・青森・茨城から。育ちは順調ですねぎのレシピ
ブロッコリー北海道産と長野産。育ちは順調ですブロッコリーのレシピ
きゅうり福島・群馬・岩手・埼玉から。後半は関東産が増えていつもどおりに戻りますきゅうりのレシピ
なす群馬・茨城・栃木から。台風の影響はありますが育ちは順調ですなすのレシピ
トマト千葉・福島・北海道・群馬から。後半は千葉産が増えていつもどおりに戻りますトマトのレシピ
ピーマン岩手産と茨城産が中心。育ちは順調ですピーマンのレシピ
さといも千葉産と埼玉産が中心。育ちは順調です里芋のレシピ

なぜ今月この3つが安いのか

農林水産省が産地や卸売会社に聞き取ってまとめた内容です。括弧内の割合は、去年の9月に東京都中央卸売市場へ届いた量のうち、その産地が占めた割合です。値段が動く仕組みそのものは野菜の価格はなぜ動くのかで説明しています。

じゃがいも(ばれいしょ)

産地(割合)北海道(97%)
育ちと出荷北海道産が中心の出荷です。育ちは概ね順調で、大玉の傾向が出ています。9月の出回る量は例年を上回り、値段は例年を下回ります。
9月の値段月を通して例年を下回る

たまねぎ

産地(割合)北海道(90%)
育ちと出荷北海道産が中心の出荷です。育ちは概ね順調で、こちらも大玉の傾向です。9月の出回る量は例年を上回り、値段は例年を下回ります。
9月の値段月を通して例年を下回る

レタス

産地(割合)長野(86%)、群馬(12%)
育ちと出荷長野県産は8月中旬の雨でそれまで遅れていた育ちが戻り、出荷量が増えました。9月も順調な出荷が続きます。群馬県産のほうは8月中旬の雨で傷みが出ました。全体として9月の出回る量は例年を上回り、値段は例年を下回ります。
9月の値段月を通して例年を下回る

よくある質問

「例年より安い」とは、どのくらい安いのですか。

農林水産省は直近5年の平均を「平年」と呼び、それに対して高いか安いかで示しています。平年の90%から110%の範囲なら「平年並み」で、この記事では「いつもどおり」と書いています。何円安くなるかまでは示されていません。

この値段はスーパーの値札と同じですか。

いいえ。ここで扱っているのは、東京都中央卸売市場に届く野菜の卸売価格の見通しです。実際の売り値は店や地域、その日の天気でも変わります。「安い」とある野菜が必ず特売になるわけではありませんが、売り場に多く並びやすい野菜の目安になります。

安い野菜はいつ買えばいいですか。

今月のじゃがいも・たまねぎ・レタスは、月の前半と後半で分かれていません。9月のあいだはいつ買っても安いので、買う時期を選ぶ必要はありません。じゃがいもとたまねぎは涼しい場所に置けば数週間持ちます。まとめ買いに向く月です。

この記事はいつ更新されますか。

農林水産省が毎月下旬に翌月分を公表するのに合わせて、同じページを毎月書き替えています。どの月の話かは、ページの上の見出しと日付で確かめてください。

まとめ

今月安く買えるのはじゃがいも・たまねぎ・レタスです。じゃがいもとたまねぎは北海道産が大玉ぞろいで量が多く、レタスは長野産の出荷が戻りました。3つとも月末まで安いままなので、買い時を気にせず選んでください。じゃがいもとたまねぎは涼しい場所に置けば持ちます。レタスは日持ちしないので、上のレシピから加熱するものを1つ決めておくと余りません。だいこんやキャベツなど12種類は、いつもどおりの値段です。